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自由な小説部屋

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てくてく、てくてく

二人で一つの傘を使い無言のまま歩く。

ちなみに俺の名前は相馬雪菜とぐらいしか話していない

しかも少女は名前さえ教えてくれない

(この沈黙が長い……女の子の服は濡れ下着が薄く見えてるし)

これで意識するなと言われても無理だろう。

身長は165cmといったとこか、自分より少し小さく

肌は白く全体的に細く髪はとりあえず短い。

そしておとなしそう、まるで俺の好きな娘の理想像だ。

ちょっと顔がにやけてしまうが気にしない。

無言のまま家についてしまった…。

鍵をあけ玄関にあがり「ちょっと待っててな」
と告げタオルを取ってくる

買ったタオルは小さすぎるのでバスタオルを持ってくる。

「これ使って良いから足とか髪拭いて、そのまま上がちゃうと床が濡れるからね」

少女は無言で頷き受け取った。

「拭き終わったら風呂入ってくれ」

風呂は出かける前に沸かしてたかいつでも入れる準備していた。

自分の髪も濡れているので買ってきたタオルでわしゃわしゃと拭く。

「あー服どうしよ、男もんしかねぇぞ困ったな服が乾くまで俺のを着て貰うしかないな」

一人で唸ってると後ろから小さな声で雪菜と呼ばれる声がした

「拭き…終わった……よ」

「あっ、終わった?風呂場あそこにあるから」

コクンと頷き風呂場に向かう。

「ふぅ…やっと落ち着いたかな」風呂から上がるまでなにしよう。

深夜枠のテレビってなんもないよなーとか言いながらテレビをつける。

なんか分からないがクイズ番組があったので見始める。

「では次の問題、産まれたばかりのひよこが始めてみたものを親と思う現象は?」

テレビからはピンポーンと早押しらしき音が鳴り答えを告げる

後ろからまた少女の声が聞こえた。振り返るとまだ濡れたままの少女がいた。

「あれ、風呂入らないの?」

「なにをすればいいのか分からなかった……」

「は?風呂に……え?風呂の入り方知らないの?」

コクンと小さく頷く。

(なんで知らんの……なんかマジで訳ありぽいな)

恥ずかしいが言うしか無いのか?おいおいマジかよ

「とりあえず脱いで……あーってももちろん脱衣場でな」

赤面するのは自分で少女はまったく羞恥心がないらしい

少女を押す感じで脱衣場に連れて行く、無論俺は脱衣場にはいない。

ドサっと水分を含み重くなった服が落ちる音がした。

「今脱いでるんだよな…」いくか健全な男子といえど覗きはいかんぞ

「次は……どうすればいい?」とこちらを覗きこんだ。

「ぶほっ……ちょ…隠して、見えてるから……いいいや、まだ見てないぞ」

「と、とりあえず風呂場行って」

少女は?を浮かべ言われるよう風呂場に入る。

「雪菜は入らない………の?」

「いやいや俺は入らないから……もしかしてなにすればいいか…分からないとか?」

「うん…どうすればいいのか」

あーもういい決心した。無心になれば恥ずかしいことはない

恥ずかしがったほうの負けだ。

風呂場に入り初めてかもしれない裸の女性をみた。

やはりスタイルが良く胸も大きくぼーんきゅっぼーんだった。

なるべく見ないように頑張ろう。

シャワーからお湯を出し冷え切った体にかける。

「暖かい……」

とりあえず体にお湯をかけたのでバスタオルを体に巻かして貰った

髪洗うぞーと念を押し髪の毛にお湯をかける

「わっぷわっぷ」

目閉じとかないと目にお湯とか泡入るからなー

「う…うん」

シャンプーを手に取り髪の毛を洗い始める

「確か小さく頃アイツにもこんな感じに洗ってやったな」

ゴシゴシゴシゴシと洗ってるあいだ気持ちよさそうな顔で目を瞑っていた

泡立った髪にお湯をかけて髪を綺麗にする

「わっぷわっぷ」

「よし終わった、あとは湯船に浸かっていいからね」

「雪菜は入らないの?」

いやいや恥ずかしいから限界だっつーの

「私は恥ずかしくない……よ?」

返事も聞かず風呂場から逃げ出した

今にも鼻血がでそうだった。あれが世に言う生き地獄か。


とりあえず脱衣場に替えの服を置いて服を洗濯機の中に少女の服と下着が見えた。

「いやいや無心だ、邪念が己を弱くする……」

ピッピッとボタンを押して洗濯機(ちなみに乾燥機付き)を動かす。

と同時に風呂場のドアが開き少女が出てきた。

「ぶほっ」タオルは巻いてるもの少し乱れさらにエロくなっている

「巻いてるタオルは洗濯機に放り込んで、そこに服置いてるから着替えてきて」

と言い残し逃げてきた

「今度こそ死ぬとこだったわ」


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